フランソワーズ・サガンの「優しい関係」を読了しました。

 

 


図書館で借りた本で、今日返却してきてしまったので、細かい所は覚えていませんが忘れない内にメモしますピンク薔薇鉛筆


あらすじをざっとまとめると、「婚約者のいるミドフォー女性が若い芸術家の卵を車で事故に遭わせてしまい、自宅で療養させていたが、怪我が治っても彼を住まわせていた。そのため、婚約者との間には不穏な空気が流れ始める。彼に恋愛感情は持たなかったが、共に暮らすことで楽しい日々を過ごす。やがて、不可解な事件が起こるようになり・・・」


ミステリー的な要素もあるので、以降は省略します。興味を持たれた方は探して読んでみてください。有名作家サガンの作品なので、地域の図書館でも置かれていると思います。もちろん、Amazonから購入することもできます下差し

 

 

 フランソワーズ・サガンといえば、彼女が18歳の時に発表した「悲しみよこんにちは」がヒットし、この作品を契機に華やかなキャリアを積んでいったことで有名です。


この作品の主人公は45歳の女性シナリオライターという設定でしたが、自身の経験を交えて書かれたものかもしれません。華やかな、かつ過激な生きざまを送ったサガンでしたが、この作品からは、年齢がかなり離れた年下の男性に対する母性愛のような感情が読み取れましたラブラブ


いち社会人として生活に追われる自分と、華やかで、才能で活躍したサガンとでは生きざまはだいぶ違いますが、小説の中で述べられる、人生や仕事についての考察などは、共感できるものが多々ありました。生きる事に対する必死さというか、情熱がすごかったのだな、とキラキラ


人生は一度きりなので、生きている内により多くの事を経験したいという気持ちは自分にもあります。そういう意味では、根底にあるのは普遍的なテーマでもあると思いましたピンク薔薇