2日間いた自宅から、斎場に移された沙也加。


通夜、葬儀は結婚もできなかった沙也加の結婚式のつもりで、祭壇は華やかなお花で豪華にして頂きました。


流す音楽は息子が選択して、沙也加の大好きだったアシッド ブラック チェリーの曲をパソコンからCDに入れて。


斎場に溢れる沢山のお花、「綺麗だね~。沙也加たんも嬉しいかな?良かったね」って、沙也加の髪を撫でながら話し掛けたりしていました。


沢山の方々が来て下さり、「沙也加ね、凄く綺麗なんだよ。顔見てあげてね。」って笑顔で応対する私。


夜七時から始まった通夜式でのお坊さんのお経も、何だか実感がわかなくて、ボーと聞いていました。


あの時、何であんなにワクワクしていたんだろう…


どうして涙も出なかったんだろう…


沙也加がいなくなった事に耐えられなくて、頭がおかしかくなっていたのかな…