大杉漣さん
先日旅立たれた名優の大杉漣さん。連日、大杉さんを偲ぶ特集が組まれ、どれほど様々な人から愛されてきたのかを感じられます。
私も僭越ながら、数年前に某食品会社のCM撮影で、大杉さんとお仕事をご一緒させて頂きました。
料亭の料理長演じる大杉漣さん、その店に美味しさの秘密を取材に行くグルメリポーター役が私。と、いう設定です。
撮影の合間での食事タイムの時には、スタジオ内の食堂で、私が座っていたテーブルに、
『お疲れ様!僕もここ、いいですか?』と、気さくにとってもフレンドリーに話しかけてきてくださり、お話相手になってくださいました。。
私のような者にでも、変に緊張させないような、お気遣い、心くばりをして頂き、その人間性の素晴らしさに、いっぺんでファンになってしまいました。
テレビなどで、みなさんが言われてるとおり、本当に本当にお優しく、感じ良く接して頂き、大御所なのに、威圧的な圧力もなく、またお会いしたい!!と、思わずにはいられない。そんなお方でした。
その後も大杉さんを知る共通の友人もいましたので、いつかまたお会いできる、その日を心待ちににしていました。
これほどまでに、心の中にその存在感が残る方って、なかなかいないのではと思います。
だからこそ、これだけ多くの人たちが、大杉漣さんを求められたのだと感じました。
一度きりのお仕事でしたが、あの強烈に残る存在感。お優しく心の綺麗なお人柄に触れ、またお会いできるとずっと思っていただけに、悲しく、残念で、涙が溢れてやみません。
いつか必ずまた再会できると思っていた大杉漣さん。結局それは叶わなかった。
私のその『いつか』はもう二度と叶わぬこの事になってしまいました。
願うこと、そうしたい事、なりたい事はいつか、では無く『今』行動に移す事。
これからの人生は、そんな生き方を、さらに大事にしていきたいと強く感じました。
この時 お仕事をさせてもらったこと、私の宝物の出来事です。
ありがとうございました。
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