父 | kumikumi☆竹島久美子オフィシャルブログ

子供の頃、
お父さんの存在は
大きくて強くて

とにかく大きな存在で。

家の中では一番風呂。

父が食卓につくまでは
父が箸に手をつけるまでは箸をつけてはいけなかった、我が家のルール。

お家の中では一番の
存在だった。

派手がましい事が嫌いで、静かで口数の少ない父。

晩年は更に穏やかで、
愚痴や弱音や不満を
一切言わない父。
人の悪口など言った事のない父。

口癖は、
困ってる人の元へ
真っ先にいきなさい。
友人や回りの人を
励ましなさい。
応援しなさい。
勇気づけなさい。
自分が大変な時こそ
人を激励しなさい。

だった父。


とにかく、自分の事より
人を大切に、
気遣いばかりをしてた父。
そんな父がとうとう
亡くなってしまった。。

入退院を繰り返し、
病気と戦いつづけた父。

東京と実家を何度も通い、父との時間をつくった事。
大変だったけど、
嬉しくて。。
私にとって
宝の時間だった。

最後の最後まで、
自分の体の事より、
私の事や、妹の体を
気遣ってくれた父。

きっときっと
辛かったはずなのに。

最後まで弱音を吐かなかった父。

覚悟はしてたけど、
まだまだ一緒に居たくて
元気になってくれる事を
期待したりして。

最後に
「またすぐ帰って来るね
それまで待っててね」

と笑顔で握手して、
その時の無言で
じっと見つめる
父の瞳がどこか
とてつもなく悲しそうで。
父はわかってたんだろうな。。
さよならする日が
近い事を。。


最後に笑顔を見せれて
よかったな。

まさかその5日後に
逝ってしまうなんて。。

間に合わなかったけど
息を引きとる寸前に
電話で
ありがとうと伝えられたのせめてもの救いでした。

伝わってるよね。
聞こえてたよね。

いつもいつも
人の事を大切にしてた父。
尊敬する父。

気遣いの父は
さよならの日に
集まってくれる
人たちに、
寒い思いはして
ほしくないと、
12月なのに小春日和の
暖かなお天気で
迎えてくれた。

最後の最後まで。。

あなたの娘に生まれて
本当に良かった。

一生懸命生き抜いた父。

大好きだった父。

言い尽くせない気持ちを
感謝にのせて。

パパありがとう。
そして本当に本当に
ご苦労様でした。


今はただただ
寂しいです。

きっと涙が悲しさを
洗い流してくれる。

それまできっと
大きな涙が流れるけど
パパは悲しまないでね。

泣いてる私を
心配そうに見てるんだろうなぁ。

きっときっと
また会いましょう。

会いたいよ。

長い長い闘病生活
ご苦労様でした。。