本日は、パワハラについてお話ししたいと思います。
皆様はパワハラをどのように感じますか?身近な経験はありますか?絶対に許せない存在と感じますか?それとも秩序を維持するための手段と考えますか?
私もパワハラの被害経験があります。医療現場ではなぜかパワハラが頻繁に発生します。
その背後には権力の一極集中が存在し、時には権力を持つ者が十分な成熟を遂げていないことが原因です。
日本は民主主義の国ですが、組織や病院などのコミュニティでは独裁的な体制がしばしば敷かれています。「社長には逆らえない」「院長には逆らえない」といった雰囲気が広がっています。
日本の法律の未熟さも問題の一因だと考えます。パワハラは今や社会的によくないものとされていますが、法律がそれに追いついていません。
パワハラは民事でしか争えないため、罪に問うことが難しく、精神的な苦痛から生じる精神疾患に対しても損害賠償請求が主な手段です。額も少ないため加害者が反省するための罰としては不十分でしょう。
私はパワハラを「心の傷害」と考えます。通常の傷害は適切な治療で癒されますが、心の傷害は癒えにくく、時間が経っても癒えないことがあります。したがって、パワハラは傷害事件よりも深刻な罪だと考えます。
法に携わる皆様、ぜひ法改正に力を注いでいただき、パワハラが許されない社会への一歩を進めていただきたいと願っています。そしてすべての労働者がパワハラに怯えることなく、生き生きと働けるようになってほしいです。
本日も久米島の久米仙をいただきながら語らせていただきました。
長々とお付き合いいただきありがとうございました~