離島の病院
島に一つしかない病院で病床40、夜間救急もおこなっています。
放射線技師は一人体制で、診療時間外はオンコール体制をとっています。
診療日は火曜日から土曜日で、日曜日と月曜日が休診日です。
放射線技師が行う業務は①レントゲン、②CT、③X線テレビ、④病棟ポータブル、⑤紹介用画像CDの作成、⑥遠隔読影の管理(画像送受信してレポートをPACSに貼り付ける)など多岐にわたります。
さらに今後、X線骨密度検査も加わる予定です。増員する予定もありません。
業務量
結構な業務量だと感じています。週に3日は整形外科があり、この業務量が多くて一杯一杯になります。
- 一般撮影(撮影枚数) 700~900枚/月
- CT 120~150件/月(造影も含む)
- 透視 0~2件/月
- 病棟撮影 3~6件/月
- 紹介用画像CD作成 35件/月 程度
- 遠隔読影送受信・保存 30件/月 程度
- 時間外オンコール対応 1~5件/週 程度
いままでの最高記録が一日57件です。つまり8時間勤務で57件ですので
57件÷8H=7.125(件/H)
つまり1時間で7件の計算です。
60分÷7件=8.57(分/件)
つまり一件にかけられる時間は8.5分程度です。
一件の中には、両膝3方向 +腰椎(2方向+前後屈)+両肩3方向なんてオーダーもありますし、造影CTなんて8.5分では収まらないので、このようなオーダーが重なったらパニックです。
かなりスピーディーにやらないと放射線室の前は行列になってしまいます。今後さらに骨密度が加わるのでちょっと恐ろしいです。
あと、休日のオンコールの最高記録が一日4件です。9時に呼ばれ、13時に呼ばれ、17時に呼ばれ、20時に呼ばれ。
次は0時頃かな?なんて考えながら過ごすわけです。身も心も休まらないですよね
それでいてオンコール待機手当は 50円/1H。一晩(17時~8時)で800円です。「マジで!?」
この業界の一晩のオンコールの相場は2000円~3000円ですよっ
昼休憩
昼休憩は12時から13時までの1時間。救急車を受け入れている病院なので昼休憩時間でも常にPHSをとれるようにしないといけません。
そして結構高頻度で昼休み中に緊急の検査が入るのです。あと、17時前後も救急車がよく来ます。
透析後のレントゲン
月に一回透析患者さんのレントゲンがあり、二日間に分けて行われます。
当院では透析後に行うので午前の部がお昼時間、午後の部は17時以降に撮影することになります。このときは昼休憩は無いと思った方がいいです。
12時~13時半の間に10人程度。10分おきにやってきます。休む間を与えない波状攻撃です。残りは17時~18時半ごろまで残業します。