※このブログ記事はフィクションです。
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私の名前は年金増子(としかね ましこ)。
名前が名前なので「ねんきんさん」とか「まっちゃん」とか「マシコデラックス」なんて呼ばれています。
そんな私のところには時々、年金や退職金などなどのご質問が寄せらせます。
その都度調べながら一緒にお話しています。
その話を少しだけご紹介できたらと思います。
【今回の登場人物】
Cさん(5X歳):女性。会社員。
マシコ(5X歳):会社員
Cさんとマシコは同世代です。
※cさんです
~ミーティングスペースにて~
Cさん マシコさん、私、最近老後のことが心配になってきたんですよ。
マシコ Cさんはまだまだ若いし。何も心配するようなことはなさそうですけど。何かあったんですか?
Cさん 私は兄弟がいないので、親が亡くなってしまったら完全なおひとり様になるわけですよ。
マシコ そうですか・・。
Cさん 親が入院する度に書類に身元保証人を記入しないといけないんですよ。大体2名書くようになっていて、私の他に誰かの名前を書かないといけないんです。親の場合は兄弟やおいめいがいるから良いけど、私の場合、親が亡くなったら身近な親族がいないわけです。
マシコ なるほど。令和4年3月29日の総務省関東管区行政評価局の調査結果によると、入院や施設入所の際に病院・施設の9割が身元保証人を求めているとありますね。
Cさん でしょう〜。親が亡くなった後、自分が入院することになったらどうしたら良いのかなと思ってしまうんですよね。
マシコ 身元保証人がいない場合に入院を断るという病院が15%位あると、先程の調査結果には書かれていますね。
85%の病院は、ケースバイケースだったり、「成年後見制度」や「身元保証会社」の利用を求めたりしているそうです。
平成30年度に、身元保証人がいないことだけで入院・入所を拒否することがないようにという通知が出ていますけど、病院としては身元保証人がいてくれた方が安心なんでしょうね。
Cさん そうなんでしょうねぇ。私が病院の立場だったら身元保証人がいてくれた方が良いなと思うだろうと思います。
マシコ 単純に入院時の身元保証人がいないことだけが問題の場合、入院することになった病院のソーシャルワーカーに相談すると良いみたいですよ。全部の病院にあるかどうかはわからないですが、私の居住している地域の入院できる病院をいくつか検索してみたところ、全部の病院にソーシャルワーカーがいました。ソーシャルワーカーが入院時の身元保証人がいないことを直接解決してくれるわけではないと思いますけど、アドバイスはもらえそうです。
Cさん そういう言えば親が入院した病院で見かけた気がするわ。
マシコ それと、65歳以上か65歳未満かで、対応は大きく分かれそうです。
65歳以上だと地域包括支援センターにまずは相談すると良いようです。どこの市町村にもあります。
65歳未満の人の場合は、市町村の社会福祉協議会に相談するか、民間のサービスを利用することになるみたいです。
市区町村役場で相談してみても良いかもしれませんね。
どんなサービスを利用する場合でも、親族が全く必要ないことはないと思うので、親族と日頃から連絡を取り合って仲良くしておくと良いかもしれませんね。
Cさん 色々方法はありそうね。
マシコ Cさんは若いからまだまだ先の話ですけど、参考までに「2019年国民生活基礎調査」によると、一人暮らしの高齢者(65歳以上)は全国で約737万人いるそうです。ものすごく多い気がしますよね。それだけの人数がいるわけですから、色々な対策ができてきそうですよね。
Cさん そうだと良いよね。
マシコ ところでCさんの親御さんは今どんな感じなんですか?
Cさん 時々入院したりすることもあるけど、今は元気にしてますよ。今日はお友達とカラオケに行くらしいです。
マシコ お元気でお友達もいて元気で長生きできそうですね。Cさんのご心配はまだまだ先の話ですね。
Cさん そうかもしれない。でも、色々調べておくのは良いことだと思うから、自分でも調べてみます。
マシコ 気持ちに余裕がある時に調べたり考えたりする方が良いですよね。
Cさん ところでマシコさん、今日仕事が終わったらカラオケにでも行かない?
マシコ カラオケはちょっと・・。私音痴だから聞くに耐えないと思いますよ〜。
Cさん 気にしなくて良いのに~。じゃあ甘い物でも食べにいかない?
マシコ 良いですね。行きましょ行きましょ!
~おしまい~