3.11の時、ベントを繰り返して放射性物質を撒き散らしてやっとのことでメルトダウンを回避した東海第二原発か…。
避難対象が現実的には100万人にもなる人口密集地での原発稼動なんて狂気の沙汰だな。
100万人が数時間で広域避難…無理だな。

フクイチが原因とされている東葛地域の汚染もかなりの部分が東海第二原発のベントが原因だろうな。
今回の避難対象に含まれていないが東葛地域の汚染地域は、現実的には避難しなければ被曝してしまうな。

東海第二原発の広域避難計画 行き先抜け落ちる

東海村の日本原子力発電東海第二原発で重大事故が発生し、放射性物質が放出されたと想定して県が策定、二十四 日の県防災会議で報告された県の広域避難計画。計画からは、県外避難とされた五十二万人の具体的な避難先が抜け落ちている。原発事故で住民の安全な避難は 可能なのか、現段階で計画には答えはなく、今後の市町村の避難計画作りにも影響しそうだ。 

 県原子力安全対策課の黒沢一男副参事は「避難先の確定が第一の課題」と認める。現在、避難先となる五県とは協議中で、これまで全体の会合を二回行い、個別には十回ずつ程度、話し合ってきたという。

 水戸、日立市など、県広域避難計画で県外への住民避難が明記された自治体は、具体的な避難先が未定では避難経路も書き込めず、計画作り作業の遅れ につながりかねない。原発から三十キロ圏の十四市町村は、おおむね二〇一五年度中の計画策定を目指しており、県は、新年度の早い段階で、五県に具体的な避 難先を提示してほしいとしている。


 ほかにも、避難時の放射性物質の汚染検査で、資機材の調達、検査人員の確保など、不透明な部分は多い。

 水戸市の小林良導危機管理室長は「県全体の広域避難の方向性が示され、一歩前進と感じている」と今回の内容を評価。一方で、「水戸市は避難先が半分が未定。県と連携しながら引き続き計画作りを進めたい」とする。

 黒沢副参事は「必要に応じて計画を改正し、充実させていく。しかし、(具体的な部分が)ないことによる問題点はあり、なるべく早く解決するしかない」と述べた。


http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20150325/CK2015032502000161.html