東電がコスト優先で無視してきた安全設備の中には、非常時に発生した
水素を安全に水に戻す水素再結合装置もありますね。
海外メディアから叩かれていたのは、フクシマは、水素再結合装置すら
装備していないことでした。
海外の同じマーク1型では、必須設備のようです。
ちなみに非常時に電源喪失時にも有効な触媒式水素結合装置もあります。
各国で特許を取っているようです。
水冷却式原子炉用の受動的緊急水素減少システム
冷却材事故時に原子炉内の水素を除去するシステムを提供する。
解決手段
閉 じ込め壁内に、原子炉コアおよびこれを冷却する冷却材ラインを有する水冷却式原子炉において、冷却材ラインの破損により引き起こされる冷却材喪失事故で発 生する水素を閉じ込め雰囲気から除去するシステムが提供される。このシステムは、上昇気流路と下流気流路とを閉じ込め器内に確立する手段と、冷却材ライン の下流の上昇気流路にダクト輸送し、水素をこの上昇気流路に有効に閉じ込める手段と、この水素をダクト輸送される上昇気流内の酸素と再結合する触媒式水素 再結合装置とを備える。
http://www.patentjp.com/19/U/U100124/DA10001.html
----------------------------------------------------------
http://www.asahi.com/national/update/0603/TKY201106030574.html
1号機爆発、排気水素の逆流原因か 東電「設計に不備」
東京電力福島第一原発の事故をめぐり、3月12日に1号機の原子炉建屋を壊した水素爆発は、格納容器の損傷を防ぐ目的で行われたベント(排気)で建 屋外に出したはずの水素ガスが、別の排気管を通じて建屋内に逆流したことから起きた疑いが強いことが分かった。長時間にわたる電源喪失で、逆流を防ぐ別の 排気管の弁を操作できない状態だった。東電幹部は「水素爆発の事態を招いたことを考えれば、排気に関する設計に不備があったといえる」と話している。
水素を安全に水に戻す水素再結合装置もありますね。
海外メディアから叩かれていたのは、フクシマは、水素再結合装置すら
装備していないことでした。
海外の同じマーク1型では、必須設備のようです。
ちなみに非常時に電源喪失時にも有効な触媒式水素結合装置もあります。
各国で特許を取っているようです。
水冷却式原子炉用の受動的緊急水素減少システム
冷却材事故時に原子炉内の水素を除去するシステムを提供する。
解決手段
閉 じ込め壁内に、原子炉コアおよびこれを冷却する冷却材ラインを有する水冷却式原子炉において、冷却材ラインの破損により引き起こされる冷却材喪失事故で発 生する水素を閉じ込め雰囲気から除去するシステムが提供される。このシステムは、上昇気流路と下流気流路とを閉じ込め器内に確立する手段と、冷却材ライン の下流の上昇気流路にダクト輸送し、水素をこの上昇気流路に有効に閉じ込める手段と、この水素をダクト輸送される上昇気流内の酸素と再結合する触媒式水素 再結合装置とを備える。
http://www.patentjp.com/19/U/U100124/DA10001.html
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http://www.asahi.com/national/update/0603/TKY201106030574.html
1号機爆発、排気水素の逆流原因か 東電「設計に不備」
東京電力福島第一原発の事故をめぐり、3月12日に1号機の原子炉建屋を壊した水素爆発は、格納容器の損傷を防ぐ目的で行われたベント(排気)で建 屋外に出したはずの水素ガスが、別の排気管を通じて建屋内に逆流したことから起きた疑いが強いことが分かった。長時間にわたる電源喪失で、逆流を防ぐ別の 排気管の弁を操作できない状態だった。東電幹部は「水素爆発の事態を招いたことを考えれば、排気に関する設計に不備があったといえる」と話している。
福島第一原発では運転中だった1~3号機が3月11日の地震で自動停止。その後に全電源が喪失し、原子炉が冷却できなくなった。1号機では12日午後3 時半すぎ、3号機では14日午前11時ごろに水素爆発を起こし、原子炉建屋の上部が吹き飛んだ。1、3号機では爆発前、圧力が高まった格納容器のベントに 向けた作業が実施されていた。
東電の内部資料などによると、1号機には、(1)原子炉建屋内のガスをフィルターを通じて外に出すための「非常用ガス処理系(SGTS)」(2)格納容 器内のガスを外に出すための「耐圧ベント配管」――という、二つの非常用排気管が備えられていた。これらの排気管は合流して一つの管となり、建屋外の排気 筒につながっている構造だ。