鴛泊へ戻ったら、利尻島一周の冒険も終わりだ。
戻りたく無い。。
強い風が吹く中、先へと進む。
途中、ミルピスの看板を見つけた。
ガイドブックなどで知っていたが、利尻島に訪れた際にはぜひ飲んでみたいと思っていた。
店内には人が複数いたので、外で様子を伺っていると、
「どうぞ、入ってください。お店の人は居ないみたいなのでセルフですよ。お金はここに入れるんです。」と観光中のご家族が丁寧に教えてくれた。
お礼を言うと、「わたし達も先に来てた方に教えて貰ったの。」との事だった(・∀・)
わたしも次の人に教えないと!と思ったけど、誰も来なかった(笑)
1本350円(持ち帰りはプラス100円だったかな)
ミルピスは、カルピスの薄い感じの味で、喉の奥が少しだけピリピリする、あと味すっきりの美味しい飲み物だった。味がいろいろあったので、もう一本いこうかと思ったが、やめた( ・⊝・ )
途中謎のロケ地を散策。
利尻空港にも寄ってみた。
駐車場にバイクを停めると飛行機が動く音がした。タイミング良く、飛び立つところだった。
展望デッキへ走る。
鳥がいた。なんだろう。
姫沼を一周してもまだ時間があったので、再び野塚展望台にも行った。
展望台から遠くペシ岬を眺める。
4時になった。あと1時間ではオタトマリ沼まで行って帰ってくるのは難しいかと思い、戻る事にした。
お店の人にバイクを返す。
特に手続きとかもなくあっさり返す。
バイクとの別れに少ししんみりするわたし。
天気も良いし、ペシ岬展望台にまた上ってやろう!
展望台からフェリーを眺める。
礼文島からやって来たようだ。
大きく手を振ってみた。見えたかな(°▽°)
ペシ岬展望台をおりて、ホテルまで、とぼとぼと坂を上る。山に登った、島も一周した、明日は帰る日なんだ。
3泊4日、最初は長いと思ったが、短かった。
途中のセコマに寄り、お酒とおつまみを買う。
強風だったものの、割と暑かったので、きんきんに冷えたレモンサワーがしみる。
その夜、ものすごい強風の音で何度も目が覚めた。こんなに風が強くてもフェリーって大丈夫なんだろうか?
いろいろ不安になったが、今は無職の身。仕事に間に合うか、などといった事は考えなくてもいい。
ただそれは、贅沢だけど、そんなに良いことではなくて、こうなってから思うのは、限りがある幸せというのもあるんだなと。
分かりきっていた事かもしれないけど、働くということは重要な事だと実感した。
でもこうなった事は今さら変えられないので、これからどうするか。ちゃんと向き合わなければならない。
それなのにわたしは今、部屋で寝転がり、思い出に浸りながらブログを書いている訳です。
つづく
全6回(予定)と前に書いてましたが、次で最後です。