乾燥の秋

補陰(水分と、水分の多い食品を摂ること)がこの季節を快適に過ごすポイントです◎

かと言って、一度に水を飲みすぎると
胃がぽちゃぽちゃになって消化力が落ち元気がなくなってしまいます…

ここからは娘(3歳)に起きた実話です。


ある晩、就寝前にいつにもなく水をゴクゴク飲んでいた娘。

「寝る前にトイレ行ったら?」と思わず声をかけたくなるほどでした。

早朝、咳込んで起き、少し水を飲んでまた寝直しました。

起きてから、大好きな果物を食べた後「気持ち悪い」と言いゴロゴロ…
そして気付くと少し吐いていました。

ところが胃液の酸っぱいニオイがあまりしません。

その後も吐き気が続き、何度か嘔吐。
それもあまりニオワない…

しかし、熱はなく、顔色も問題なし。
舌を診ても、身体を触っても、何処か冷えている感じは伺えませんでした。

前夜の水の飲みっぷりと症状を見るに
胃液が薄まって、消化力をはじめ胃の機能が落ちてしまったように感じました。

1日よく休んでいると、夕方には元気そうな様子でよく喋り(笑)、食欲も出てきたそうな。
昆布出汁のかぼちゃのみそ汁を出すと喜んで食べるものの、胃の機能はまだ回復しておらず、残念ながらまた吐いてしまいました。

なので翌日は、食欲はあるけれどその勢いに任せないよう気を付けて、消化しやすく、胃を丈夫にする食材を出してあげました。

3日目はまだ本調子ではないものの、だいぶ食べれるようになり

4日目で完全に回復✨

それから数日経って…

本日無事に4歳の誕生日を迎えることができました👏


なお、初日の夜、夕食後に便が出ましたが、便はほぼ問題なしだったので、やはり【胃】が水の飲み過ぎにより弱ってしまったと考えられます。

ちなみに
私が“ある効能”を意図して取り入れた食材はこちら👇

【胃を丈夫にする食材】
本葛粉、かぼちゃ、みそ、じゃがいも、しいたけ、はちみつ、れんこん(加熱)
鯖(回復してから)

【食べたものが巡るように、めぐりの食材】
玉ねぎ、昆布、生姜、ピーマン
らっきょう(←子どもが食べれるものとは思ってなかったのですが、2歳の頃から好きで笑、食欲が出てきたとき本人が食べたがったのでした)

【娘はトイレも遠いので、利水食材】
なす、冬瓜

娘が体調不良の際に出来事を書き留めてある記録帳『元気のミカタ』を振り返ったところ
去年の同じ頃にも、嘔吐を含む不調を経験していました。

その時は水の飲み過ぎではありませんでしたが
丁度秋分の日を過ぎる頃で、“気”の変化に身体が追いつかないのかもしれません。

***

かく言う私ですが

実は、中学生の頃流行っていた「水ダイエット」的なのに挑戦してしまい、水道水を冷やしたもの(今考えると恐ろしいことをしてました💦)を1.5〜2リットル飲んでいました。

そんなある冬の日、突然、腹痛・下痢・嘔吐に苦しんで、、、
「これは水のせいだ」と思い、辞めたことがありました。

今も1日に1リットルほどは飲んでいるかと思いますが、良質な水を、常温、もしくはぬるま湯の状態で。
季節や気温、活動量によっては飲む量は大幅に違って
きますが、それは、身体が「欲しいだけ」飲んでいるから。

飲む習慣がない人は(旦那さんがそのタイプ)、
最初のうちは「飲みたいと感じなくても意図して飲む」必要があるかもしれませんが、飲む習慣がついたら、意図しなくても必要なだけ飲みたいと思うようになると思います。

逆に、今でも「水は飲むほど健康!」と思い込んで、毎日飲む量をノルマ的に決めている方は要注意⚠

確かに、ジュースやお茶、珈琲を常時ゴクゴク飲むよりは、それらは一時のお楽しみで、あとの時間はただの水を飲んでいる方が、身体にとっては良いですし

綺麗な水を飲んで、不要な水を出すサイクルが出来ているほうが、身体は綺麗になります✨

が、どれだけ飲むのがベストかは、体質と季節によると私は考えます。

そのベストな量はどうしたら分かるかと言えば
1日のトイレの回数が1つの目安になると思います。

ちょこっと、ではなく
しっかりした量が1日に7回ほど出ていればベスト。

その尿が、うっすら黄色いと、不要なものが一緒に出ていて良好です◎

夏は汗でも水分が出てしまいますので、トイレの回数が極端に減らないくらい、水分補給しましょう。

冬は寒いので、頻尿になるかもしれません。
その時に出る尿が透明であるのは、冷えてるのと、不要なものが一緒に出ていないから。
飲み過ぎるとますます冷えるので、身体を温めながら、飲むものも温かくして、一度に沢山ではなく、こまめに飲んでいくといいでしょう。


私たちの失敗談が、あなたの参考になれば幸いです*