両親の反対を押し切って結婚しました。
両親・・・というより母の。
母はそのときは酷くはなかったけどリウマチで
一人娘の私に、遠くに行って欲しくなかったのです。
(いろいろと乗りついで5時間かかる所に嫁ぎました)
一人娘、ですが兄がいます。独身です。
2世帯のようなつくりの家に住んでいますが
はっきり言って全く役にたちません。
家は「男尊女卑」でした。
口の悪い父は「女の癖に」
「女は馬鹿だ」
「このアマ」
が口癖でした。
母は父に刃向かうことのない、おとなしい人でした。
食事のとき、私には魚の尾のほうが置かれました。
父と兄は頭のほうです。
それまでは気にしていなかったのですが
社会人になって社食で
鯖の切り身を取ろうとして気づいたのです。
社食なので頭のほうも選べたのです。
「あれ?私がいつも食べているのはこっち(尾)。何で?」
家に帰って母に言うと「当たり前でしょう」と言われました。
高校受験の時です。
私は兄と同じ高校には行きたくなくて
少し遠いけど少しレベルの高い高校に行きたいと言いました。
もちろん、合格圏内。
猛反対されました。近いところがいいに決まっている。
大人になって、ふと思いました。
何であんなに反対されたんだろう。
すると父がいいました。
「兄貴よりも妹のほうが出来がいいなんて、みっともねぇからだよ」
・・・・・。
母は中学のときも高校のときも
兄の靴を磨き、Yシャツにはアイロンをかけていましたが
私には「女だから、自分でやりなさい」と言いました。
何で?と聞くと
兄はこの家を継いで、
いずれは親の面倒を見てくれるから、してあげる。
あなたはいつかは嫁に行くんだから、
そのぐらいのことは自分でしなさい。
なので、「遠くに嫁に行くのはダメ」と反対されても
「兄がいるじゃん。
そうやって私たちを育ててきたんでしょ」
と聞く耳を持たなかったのです。
幸い、父が許してくれました。
母のリウマチは私の結婚を機に悪くなり
鬱にもなり
今はあの父が家のことを全てしています。
母の病は私の結婚のせいかも知れません。
この結婚は間違いだったんだろうか、と
どうしようもない気持ちになります。
明日から実家に帰って
子供たちの顔を見せに行きます。
今の父の一番の楽しみです。
母は自分の病との闘いで
楽しむ余裕がないようなのですが。
せめてもの罪ほろぼしです。