熊取町介護者(家族)の会です音譜


介助の勉強をしてきて

それを人に伝えるときに

よりわかりやすく

そして心から納得してもらえるように

言葉や伝え方を

いつも考えます

介助ということを通して

介護に関わるひとの

それが大切な志の根幹であり

自信となることを

そして何より

目の前のひとの生きる力を

奪うようなものであってほしくない

それを願っています

ひとのからだに触れるということは

そのくらいのものである

ということを知ってほしい

介助にこれほどこだわることはなぜなのか

それを伝えたいのだけど

それはなかなか地味で地道です

介助にそれほどの違いや力があるとは

現実には信じてもらえないこと多いからです


何十年も全国を飛び回り伝え続けて来られた

福辺節子先生の※福辺流介助術ですら

今介護士、先生と同じ理学療法士の中でも

残念ながら浸透している…

とはいえません



人は歩くとき

左右の足底に

体重をかけることを繰り返し

前に進んでいます

どちらの足底にも同じぐらいの体重をかけてしまうと足は上げることができなくて前にも後ろにも進めず動けません


足を1歩出すと

からだのいろんなところが

ねじれています

もしからだをひねらないように

足を前に出そうとすると

からだは正面を向かず

体の前面を左右に向けながら

不効率に歩かなければなりません


ひとはからだのあらゆる器官を

複雑にそして効率よく働かせ

そして私たちはそれを意識せずに

歩いているのです


歩けない理由は筋力低下の問題

そんな単純な原因ひとつではない

もっともっと専門性をもって

ひとつひとつのことを見つめることができる

専門職が増えてほしい


それは例え善良なヘルパーや専門職であっても

間違った介助で

介助されるひとの動きを阻害していたり

邪魔をしていたり

力を奪っていたり

そんな認識もないひとはたくさんいて

私もその一人だったから

でもそんな耳障りの良くないような

現状をどう伝えるか

どう良くなることを一緒に考えていけるか

やはり地味で地道なことなのですあせる


でも伝えていきたいと思っていますにっこり

出会った仲間のいろんな場面での体験を共有

私自身も少なからず仕事の中で

そして父との間で体験し

そしてその感動を知っているからです



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