熊取町介護者(家族)の会ですにっこり

介助セミナーを終えて
たくさんの方に参加していただき
感謝の気持ちでいっぱいです

準備を一緒にしてきた仲間たちのおかげで
初めはふんわりとしていた企画が
少しずつ形になっていく
その過程に
私たち自身も思いを整えながら
共有しながら確かめていきました

伝えたいと思う気持ちに
興味を持ってくださる参加者の方々がある
本当にありがたいと感じています
何よりとても楽しい2日間でした

参加してくださった方もそうですが
今社会でご自分の老後を
身近に考えておられる方々
本当に努力されていて
勉強されている方が
とても多いと感じます。
地域の体操クラブなどで
体力をつけ
健康に気を付けておられます
ボランティア活動などにも
積極的に参加され
今回のセミナーなどの情報も
とても早い段階で見つけてくださったり

とてもとても大事なことだし
私も見習わなければと感じています
ただその体力作りが
介護を受けないための
迷惑をかけないための
という意味を含むと不安になります

それまで頑張ってきたその体力作りは
人に迷惑をかけないための
予防ではなく
ままならぬ自分と向き合わねばならぬとき
人に体を心を委ねるざる得ないとき
そのときにこそ
発揮されるべきもの
ではないでしょうか
例えば
その一瞬だけを支えれば
時間がかかっても
自分の力で立てる人が
毎日がっつりと抱え上げられて
自分の力を使わずにいたら
その人が一生懸命積み上げてきた
それまでの体力は筋力は
発揮もされずに
あっと言う間に
弱ってしまいます
いくら予防をしても
支える側の
想像力と観察力と
信じる力がなければ
多くのひとの予防という努力は
間違った介助の中で
埋もれてしまっているという現状に
私たちはもう目を背けてはいけない
と思うのです
これは現場だけでは解決できない問題です

最後まで
精一杯の自分の力
それを使って生きたい
そんな当たり前のことを
今介護を受けている方々は
願っているのではないでしょうか

そしてその当たり前の願いを
私たちはどれだけ
叶えてあげられているでしょうか

介護の問題を見つめるとき
ぜひともそのことに
心を寄せてほしいと思います
必要なのは今私たちが
未来の私たちの願いを
今強く心に持つ
ことではないでしょうか


私たちが本当に受けたい介護が
今介護を受けている人たちが
本当に受けたい介護
という当たり前

セミナーを終えて仲間たちとその思いを胸に
活動していくことを約束しましたネザーランド・ドワーフ