現在の職場で6年ほどお世話になり
日々感じることがたくさんあります
訪問介護として
ご自宅にお邪魔して
お仕事をさせていただく仕事です
仕事の内容はお宅お宅によってさまざま
家というのはその方その方によって
同じお家はひとつもなくて(当たり前ですが…)
その方のこだわり
ルール 楽しみ
生活道具
その家が持つ雰囲気
その方がこれまで
大事に大事にしてきたものばかり
仕方がないにしても
他人が入らなければならない状況を
みなさん受け入れてくださっています
だからなおさら
その人の身体と同じように
お家にあるものすべて
触れるものには慎重になります
時々その大事なものにまつわる
大切な思い出や
由来なども教えてくださいます
入院などでお年寄りが元気がなくなるのは
病気で体力が落ちるだけの問題だけではなく
いくら栄養や水分を体に補給しても
定期的に体を清潔に保たれたって
それだけでは人は
「生きる」ことが出来ないからです
その人がこれまで自分で選んで
ずっと大事にしてきたもの
使い慣れたもの
自分だけの宝物
居心地のいい空間
その人だけの
必要なものがたくさんあり
(他人にとってはどうでもいいものでも)
人はそういう自分だけのものに
囲まれてはじめて
安心して生きていけるのだと思います
入院など一時的に
切り離す必要がある時は
なるべく短く
それが無理なら出来る限りの理解と配慮を
どうしてもそこを離れなければならない
施設入所などを選択せざる得ない時は
なるべくたくさんの
片割れ(私物)も一緒に持ち込めるように
その人の人生を大切にできる
優しい社会であってほしいです
そしてそんな「在宅」を支える仕事である
今の職場では教えてもらうことが
たくさんあります
またお話します