今年18冊目。
浅田次郎の短編集。
とても面白い。真梨幸子のドロドロのあとには、ドロドロでないものを読みたいと選んだ一冊。
色々な人生の断面を、優しい思いで書かれおり、心に染み渡る感動が静かだけど、深く広がっていく。
人は誰もが数々の人との想い出を抱えて生きている。それは得難いものでもあり、哀しみ、寂しさでもある。
あの時に、あの人と結婚していたら、と考えることが、ある。
大学4年から社会人にかけて真剣に付き合っていた女性がいた。この人と結婚するのだろうと確信していたが、そうはならなかった。
ほんのちょっとした行き違いで、彼女とは結婚しなかった。あれ以来、一度もあっていないし、今どこで暮らしているのかも知らない。
たまに、彼女が幸せに暮らしていることを祈ることがある。今は何も出来ないけれど、幸せでいて欲しいと願っている。
そんなことを思い出した、作品でした。
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