あの人は今・・・
ブログネタ:一人焼き肉、一人カラオケ、やってみたい? やったことある? 参加中もう何年も前の話なんですが、僕が17~18歳の頃3ヶ月程バイトしていたカラオケBOXでの話を聞いてください。
カラオケBOXで働き始めて確か辞める2・3日前だったと思います。
いつもどうり昼番のバイトの女性と交代する為の引き継ぎ業務をし終わり、お客さんがいなかったので店内の掃除をしていた時の事です。
店はあまり流行ってなかったこともあり、なかなかお客さんが来店しない為1時間ほど黙々と掃除をしていました。
すると僕がその日仕事を始めて初めてのお客さんが来店してきました。
お客さんは見た感じ40代前半の大人しいくオットリした女性の方で、1人で来店してきました。
その時、僕が気になったのは女性が1人でカラオケに来た事よりも、女性が持っていた大きなキャリーバックでした。
まぁー海外旅行に行ってて、日本に帰ったらすぐに大好きなカラオケに行こうってな感じかな?なんてな事を僕は勝手に妄想していました♪
受付を終え、部屋へ案内しリモコンの使い方等を説明した後『当店ワンドリンク制となります。
お飲み物方は何にいたしますか?』
『あっ・・・えーっと・・・生ビールをください』
『はい、生ビールですね。すぐにお持ちします』っと僕は部屋を出てビールを用意しに厨房の方へ。
へぇー・・・女の人が1人でカラオケで生ビールかぁー・・・まぁー人それぞれやもんな。
なんてな事を考えているうちに生ビールを注ぎ終え、部屋へ持って行く。
そしてドアを開けるとそこに・・・・・・【昔の全身デニム姿で赤バンダナを頭に巻いた浜省(ハマダ ショウゴ)】がいた!!
とっさに僕はドアを閉めてしまい、アレ?アレ?俺部屋間違えた!?
いや!そんなはずはない!今この店には僕とさっきの女性の客以外にいるはずがない!
さっきまで店全体を掃除していたんだから間違いない!
それにここは完全にさっきあの女性を案内した部屋の前だ!
あっ・・・あっ・・・開けずらい。
すると部屋の中の【浜省】がマイクで何か叫んでいるのが聴こえてきた。
うん?・・・何て言ってる?
さらに耳をすます。
『・・ン!!』
うん?
『・モ・!!』
えっ!?
『カモン!!カモン!!』
ギャーーー!!!!
浜省が呼んでる!!
うわぁーめっちゃ嫌!!
でも僕店員!
浜省お客!
ドアを開けてビールを届けるしかないじゃない!
もうすっかりビールの泡は無くなっていたが、そんな事気にしてられなかった僕は恐る恐る地獄への扉を開いた。
やっぱり浜省がいました。
僕は平然を装い、しらじらしくも『遅くなって申し訳ありません生ビールです』と言いビールをテーブルに置きそそくさと逃げるように部屋を出ようとした時!!
『HEY!!』
と呼び止められた。
もうーこの人何!?
恐いよぅー!
ってかいちいちマイク使うなや。
僕は恐る恐る振り返り『どうかされましたか?』と聞くと浜省は、
『Thank you!!』
っとお礼を言ってくれました。
その後、ビールのお代わりの為、僕はこの地獄の扉を5度程開けるはめになりました。
こんな状況で、とてもじゃないが1人で店にいるなんて根性は僕は持ち合わせているわけがなく、その日休みだったバイト仲間の1人に『・・・恐い・・・助けて・・・詳しい事は来たら解るからHelp me!』と電話し、援軍に来てもらうよう頼みました。
この時僕は本当の、一生のお願いをしました。
そのあと1つの疑問が頭をよぎりました。
あの女性、お会計の時、つまりカラオケBOXから帰る時どのような状態なのだろう?
来た時のよう普通の女性なのか?浜省なのか?
もう少ししたらバイト仲間が来てくれる事もあり、僕の心は恐怖~ワクワク♪へと変わっていました♪
しばらくするとバイト仲間が到着。
今この店がどうゆう状況にあるか説明しようとした瞬間・・・・・・ガチャン!!
地獄の扉が開いた。
コツ・・・コツ・・・コツ足音がレジの方へ近づいてくる。
バイト仲間が足音のする廊下の方へ目をやる。
『おわっ!!』
そりゃそうだ。
初めてみりゃー誰だってビックリするぜ(笑)
なんてったって変な女の浜省がこっちに向かってくるんだからよ。
みなれた俺は1人じゃない限りもうビックリしたりしないぜ☆
『おわっ!!』
えっ?えっ?
ビックリして頭が混乱しながら僕はあの女性の精算をし、お会計が終わったあの女性は何も言わず帰って行った。
『・・・あれ何?』とバイト仲間の質問。
『・・・たぶんエルヴィス・プレスリーや』
この日から2・3日後、僕はカラオケBOXのバイトを辞めました。