多崎礼「レーエンデ国物語」
人気のファンタジー・シリーズ。図書館に行ったらあったので読んでみました。
登場人物の会話は現代風で僕には正直馴染めず、最初のうちは読むのに時間がかかりました。このシリーズは結構人気があるのおで、そういう自分にジェネレーション・ギャップを感じてしまい、少々自己絵嫌悪に陥りました。この前読んだ本屋大賞翻訳部門1位でヤング・アダルトな「カラヴァル」のような感じです。
映像的には時化の時に空中を泳ぎ回る怪魚は、昔観た「フロム・ビヨンド」という映画のようでもあり不気味です。冒頭に登場人物のイラストもあり、ライト・ノベルズ的な感覚で、多くの人が接しやすいものを持っている作品とも言えます。
物語の展開としては、単純なハッピーエンドに持って行くわけでもなく、面白いものがあると思います。