「金瓶梅(四)」
付け届けで役人となり、それなりに役所勤めをやっている西門慶さん。賄賂をもらえばそちらに有利な判決にしてしまいます。そんな中、兄嫁に手を出した弟をつかまえた近所の乱暴者達。密通を行った者達は当時は死刑。嫁の夫は妻を助けようと西門慶に賄賂を贈り、反対に訴えた若者達を捕えさせるのです。しかし今度は若者達側から助けてほしいと西門慶に賄賂を贈ります。板挟みになって西門慶は窮地に陥るのかと思いきや、あっさりと釈放します。そして西門慶はその密通をした女に手を出します。悪い奴だと思いながら、何故夫は密通をした嫁を助けたのか不思議でしたが、この夫婦はそれで稼いでいたのです。女は上手に西門慶にとりなし、自分たちの家を建てさせます。と、こんな悪事ばかりのお話はまだまだ続きます。