伊藤計劃「The Indifference Engine」
僕は伊藤計劃さんについては殆ど知りません。かなり前に「虐殺器官」を読んでくらいです。ハードなイメージがあります。今回のこの本もそうです。いくつかの短編があります。巻末には「屍者の帝国」の冒頭部分の伊藤計劃さんの絶筆。解説にもありましたが、「フランケンシュタイン」「吸血ドラキュラ」「ホームズ」を融合させています。これが日本人が書いているのかと思うと嬉しいですね。
この本の中の「From the Nothing,With Love」題名から分かるように007の「ロシアより愛をこめて」を模したもの。コピーで蘇る007。読み始めた時、円城塔さんの「コードブッダ」を思い出しました