カミュ「転落・追放」
新潮文庫から発刊されましたが今では廃刊のようです。
カミュは生涯に4冊の小説を公にしているのだそうです。「異邦人」「ペスト」「転落」と短編集「追放と王国」。「転落」は短編集に入れようと思ってたそうです。この本は、その2つを一冊にしたものです。それが廃刊になっているのです。衝撃としては「異邦人」や「ペスト」と比較するとそうなってしまうのかもしれませんね。
「転落」は元判事のクラマンスが自分の過去を話しまくるものです。そこには人生の本質的なものを感じます。正直に普通に生きようとすると転落してしまうのかもしれません。。。