今村翔吾「イクサガミ 天」
読みたいと思っていた本で、今年最終巻の「神」が発刊されるということで読み始めました。
時は明治11年、大金を得られるという怪文書が全国にバラまかれました。集合場所は京都の天龍寺。東海道を辿って期日までに東京に到着するというものです。しかしその為には参加者が持つ札を集めるとい条件がついています。このゲームの名は「こどく」。それは「蠱毒」同様に生き残ったものが最強の呪を持つというようなものです。主人公は嵯峨愁二郎。彼は十二歳の少女の双葉を守って東京に向かいます。
何やら山田風太郎の忍法帖の様なバイオレンス時代劇を感じました。