伊坂幸太郎「ペッパーズ・ゴースト」
題名のペッパーズ・ゴーストとは、ペッパーさんなる人が照明やガラスを使って別の場所に存在する物を観客の前に映し出す手法のことだそうです。
この物語も小説の中の登場人物と出来事が現実世界に現れてきます。その理由は説明されてません。この小説と現実の世界に登場する猫をいじめた人間に同じ罰を与えるネゴジゴ・ハンターのアメショーとロシアンブルの二人。彼等の会話は殺し屋シリーズに登場する二人組の殺し屋と同じで軽妙な会話で笑わしてくれます。
とにかく伊坂幸太郎さんらしい楽しいお話です