谷津矢車「蔦屋」
今年の大河ドラマ「べらぼう」の主人公が蔦屋重三郎ということで原作本ではありませんが読んでみました。大河を観る観ないに関わらず毎年関係本は読んでます。
蔦屋重三郎は東洲斎写楽を売り出した江戸時代の本屋さん。当時の本屋さんは本も作っていると言えます。そういう意味でプロデューサーとも言えます。
この蔦屋さんは吉原生まれで、その吉原そのものの地位もあげようとします。大河も一回目の放映は観ました。その面ではテレビと本と共通していると言えます。
蔦屋が対決したのは寛政の改革を行った松平定信。社会の教科書にも出て来る「白河の清きに魚も棲みかねて もとの濁りの田沼恋しき」ですね。