司馬遼太郎「花妖譚」
「かようたん」と読みます。花に関する十篇の幻想小説。解説によると未生流家元出版部発行の月刊機関誌「未生」に連載されたもので、この時は本名の福田定一を名乗っていたそうです。
チューリップは元々アジアの高燥な高原地帯が原産地と言われ、その語源はtulipan turban「回教徒の帽子」なるペルシャ語であることも推察されるのだそうです。
十篇のうち「サフラン」という話は、どこにも花が出てこないけど、この理由は何?