寺尾隆吉「ラテンアメリカ文学入門」
副題として「ボルヘス、ガルシア・マルケスから新世代の旗手まで」がつけられてます。
最近、ガルシア=マルケスの「百年の孤独」が文庫化されてよく売れてるそうです。僕も前に読みましたが、何故そんなにすごいぞと言われてるのが不思議でした。最近読んだのがボルヘス。ボルヘスの作品は難しいという印象が強いです。
ということでラテンアメリカ文学とはどんなものなのか知りたくて、この本を読んでみました。
最初の方は人名がいっぱいでてきて、????でしたが、読み進むにつれ、紹介されてる作家さんが絞られてきて、なるほどと分かってきました。
1900年当時はアルゼンチンの経済力は日本を上回っていたとか書いてあり、国の興亡というものも感じました。
政治的に独裁者なども登場してくるラテンアメリカ。そんな国情が、文学にも及ぼしているのですね。これから、少しずつラテンアメリカ文学も読んでいってみようかなと思ってるところです

