ゲーテ「ヴィルヘルム・マイスターの修業時代 上」
ゲーテが偉大なる作家ということは教科書で習っているので知ってはいるのですが、それ以外は何も知らない状態。読んだ作品は、「若きウェルテルの悩み」と「ファウスト」だけ。ウェルテルを読んだのは若い時なんで内容は忘れてる。「ファウスト」は異なる訳で2つ読んだけど、脚本で最後は劇で観ないといけないのかなと思ったりしてました。そこで、他にはと思って探して見つけたのがこの「ヴィルヘルム・マイスターの修業時代」です。ドイツ教養小説の代表作ということです。主人公のヴィルヘルム・マイスターは演劇に憧れていたのですが、女優との関係に失敗し、父親の商いに関する仕事を引き継ごうとします。この上巻では、商いの仕事先で演劇に再び巻き込まれていってしまいます。読んでいて、ヘッセとかトーマス・マンの作品より、くだけか感じがして説教臭くない感じです。この後の展開が楽しみです。それにしても、ゲーテは演劇好きな人物だったのかなと思ったりもしてます。ゲーテについても詳しく知りたいと思いました