中勘助「銀の匙」中勘助「銀の匙」 解説によると夏目漱石が絶賛したという作品。昔から名前だけは知ってましたが初めて読みました。 主人公の一人称での成長期。抽匣(ひきだし)から銀の匙を発見したことで、幼い時の思い出を語っていきます。 井上靖さんの「しろばんば」や「あすなろ物語」とは雰囲気が異なり、成長物語というより幼い時の自分のふがいなさや反骨精神が語られてます。