スコット・フィッツジェラルド「ベンジャミン・バトン数奇な人生」
この話、映画があったことは知ってましたが、フィッツジェラルドが書いたのですね。フィッツジェラルドというと村上春樹さんの翻訳が出てますが、この作品は訳していないのかは?というようなことがこの本の解説に書かれてました。
この話は「ジャズ・エイジの物語」という本に収められているのだそうですが、日本では荒地出版社さんがこの名前の本を出しています。しかし、タイトルのみ原著と同じで、原著から採用されてるのは二編のみであとは日本の編者が選んだものだそうです。
さて、この本の挿絵は野田あいさんという方が書かれてます。なかなか良い味わいで、楽しいです。
ストーリーは生まれた時が老人だったベンジャミン・バトン。彼がだんだん若くなっていくというあり得ない話です。しかし、現実社会も似たようなものかもしれません。