シェイクスピア「アントニーとクレオパトラ」
松岡和子さん訳のシェイクスピア全集第21巻が「アントニーとクレオパトラ」
クレオパトラが死んだという嘘の報告で自害するアントニー。それも最初は部下に殺してくれと頼んだりする。なさけないぞ!とつっこみをいれたくなりました。
オクタヴィアスとの雌雄を決するアクティアムの海戦でもクレオパトラが退却したら戦場を離脱したアントニー。アントニーの最後の言葉がこれです。
「一人のローマ人が一人のローマ人によって堂々と敗れたのだ。俺の魂が去ってゆく、もう駄目だ。悲劇でもあり喜劇である。」
史実ではどうだったか、塩野七生さんの「ローマ人の物語」で読んでみようかな。
ところで、昔あった映画「アントニーとクレオパトラ」の原作はこれですかね