小池滋「ロンドン 世界の都市の物語」
小池さんはディケンズなどの翻訳も手掛けららている人。文学的な話もいろいろあり楽しく読めました。最初はシェイクスピアで、その作品に登場する人物と小池さんの夢の会話。漱石の倫敦などにも触れてあります。
他にはロンドンならではの切り裂きジャックの話やマルクスについて。モーツァルトもお父さんに連れられてお金を稼ぎに来てたのですね。
小説という分野がまだ決まった地位を得てない時代、実録の名を借りて売り出していたということです。あのデフォーの「ロビンソン・クルーソー」もノンフィクションだと信じられていたのだそうです