モリエール「人間ぎらい」
著者のモリエールは17世紀のフランスの劇作家。宰相リシュリューが造営した王宮パレ・ロワイヤルの演芸場などを根城にしたということです。リシュリューと言えば三銃士。そんな時代に書かれたものなのですね。
主人公のアルセストは天下を取りに行った成瀬を上回るように我が道を行く青年貴族。融通が全くきかず己の思ったままの意見を吐き出し周囲と衝突ばかりしてます。そんな彼が恋した未亡人は世渡り上手の女性でした。
そんなアルセストの良さを知り彼の友人となっていたのがフィラント。このフィラントが良いですね