永井荷風「ふらんす物語」
アメリカからフランスに渡った荷風。というかフランスに行くためにアメリカには仏語を習うために行ったとか。この「ふらんす物語」も小説という形なのでしょうか。どこまでが荷風自身のことかは僕には不明です。
「あめりか物語」は写真が多かったのですが、今回はこの表紙の絵のような中野達彦さんという方のイラストが何点か収蔵されてます。
それにしても、荷風のフランスに魅せらてた様子が随筆ではなく、フランスの描写それも女性を通しての日常生活的な描写が面白いです。
巻末には荷風の音楽や演劇などの芸術論も併せて収録されています。