上田岳弘「ニムロッド」
2019年第160回芥川賞受賞作品。来月の読書会の課題本ということなので第1回目を読んでみました。
ビットコインの採掘?ネットで調べたけれど僕にはよくわからなかった。情報化時代に乗り遅れている僕?文体の分からなさというより、情報化社会の中で行われていることがすでに異次元の言葉であり、バベルの塔の崩壊そのものです。
ニムロッドというのはバベルの塔を建てることにした王の名前。ジョン・ヒューストン監督の映画「天地創造」でバベルの塔を建てることを命じてたあいつかと思い出しました。なぜか、あのけばけばしい顔を覚えてます。
この物語お主人公の名前はIT企業に勤める中本哲史。仮想通貨のビットコインを考え出した人物と同姓同名だそうです。彼の同僚で小説家になる夢に挫折し鬱状態になっているのが荷室仁。通称ニムロッドとして主人公とメールのやりとりをしている。そして主人公の恋人が田久保紀子。
そんな彼等の物語ですが、僕にはうまくまとめられません。来月の読書会間近に読み直そうと思ってます