ロジェ・マルタン・デュ・ガール「チボー家の人々4 美しい季節II」
アントワーヌはラシェルに溺れてしまうが、そのラシェルは彼女を暴力で支配する父親ほどの歳の軽業師イルシュから離れられません。彼女はアントワーヌを愛しながらもイルシュの呼び出しに応じアフリカへ去っていくのです。
弟のジャックは友人のダニエルの妹ジェンニーのことが気になりだします。ジェンニーもジャックのことが気になるのですが、双方、その気持ちが何なのか分からず素直な愛情表現ができません。
ダニエルはかつて父親の子まで宿したリネットと関係を持つのです。ダニエルの父親のジェロームは妻のいとこのノエミと駆け落ちしてたのですが、ノエミの死の間際に妻のテレーズを呼び寄せます。そして、ノエムの死後妻の元に帰るのですが、リネットの手紙を発見し彼女に会いに行きます。
ジェロームの妻のテレーズは夫のジェロームに裏切られながらも離婚することができずにいます
なんか、不幸な愛のオンパレードという感じになってきたこの物語。副題の「美しい季節」ではないですね。次はどうなるのでしょうか。。。