宮本輝「幻の光」
宮本輝さんの本は、昔からしっかり読みたいなと思ってる僕。現在、他に読みたい本があるので、今回は短編集の「幻の光」を読んでみました。僕が買った本の表紙は映画化されたものの写真で装飾されてます。ということは映画化されたのでしょうね。3つ物語が収められいて、きっと表題にもなってる「幻の光」なのでしょう。
この3つの物語は、身近だった人が亡くなるのです。「幻の光」は最初の夫。「夜桜」は息子。「こうもり」は高校時代の友人。「寝台車」は幼友達。
そんな人達の死が自分に直接的にあるいは間接的に影響を及ぼすのです。死が身近でもあり、身近でもないという不思議な感覚にとらわれました