片岡義男「恋愛生活」
交通事故で死んだ緑川裕子。彼女はシンガーでもありピアニスト。北村仁美はバーを経営する女性で裕子の雇主。仁美が裕子の死後の処理をする中で、裕子を取り巻く女性に出会う。それは男から女性になったバーの経営者、女性だが心が男の作家。仁美は裕子の恋愛生活を追っていくことで、自分の恋愛の本質に気づいていきます。この作品が発表された時には問題となっていなかったLGBTなりダイバーシティを取り扱ったものです。片岡さんらしい作品に仕上がっています