コレット「シェリ」
これはキーラ・ナイトレイの「コレット」を観ないといけなくなったかな。ベル・エポックのパリを舞台とした50歳を目前の元高級娼婦とレアと若きシェリの恋の物語。それは、著者のコレットのようでもある。
コレットが亡くなった時は国葬にする案も登場したほど。結果は国民葬ということになったのですが。。。
レアはシェリを友人の娘と結婚させてけじめをつけようとしますが、シェリはレアにこう言う
「ぼくが最後の男になることだ」
結婚したシェリは再びレアの元に戻ってくるのです。
レアは「わたしにはどうにでもできないこと。誰かが幸せなときは、ほかの誰かが・・・」と喜ぶのですが。。。
最後にレアが見たものは
「シェリが、春の空や花ざかりのマロニエの木々に向かって顔を上げ、歩きながら、まるで脱走に成功した者のように、胸いっぱいに息を吸い込むのを」