野口悠紀雄「だから古典は面白い」
単なる文学作品の紹介ではなく、野口さんの視点からみて古典故に学べることを述べておられてます。
ドラッカーより聖書、ビジネス書より戦争と平和、ノウハウ書よりマクベス、アンチエイジングではなくファウストなどなど、独特な読み取り方を語ってくれてます。小説というものは、読み手の視点やバックボーンによって、読み取り方が変わってくるものだと思います。
「指輪物語」では、1972年のアメリカ大統領選で、現実の政治家に絶望した学生たちが「ガンダルフを大統領に」と真剣に叫んだのだそうです。
他にもいろいろ書かれていて面白く読めました。