山内昌之「嫉妬の世界史」
嫉妬に焦点をあてた世界史。山内さんは別に職業として嫉妬を研究しているわけではありません。新書の原稿依頼というものは、職業の専門と関係なく趣味として詳しく知っていても依頼されるようです。昔、同じようなことを新書の後書きで書いていた著者さんもいた。
それ故に読むほうも、学術的なまとめではなく、趣味としたいような面白い内容を知ることができる。
今回読んでみて、東条英機と石原莞爾の関係が面白かった。そして、著者が嫉妬に狂わなかった人物として保科正之を揚げている。石原莞爾と保科正之については、もっと詳しくしりたくなりました。