朝井リョウ「正欲」
読み始めは何故かつらかった。
最近よく聞くダイバーシティ。この多様性の意味を正しく理解するということはどういうことでしょうか。現実世界を見ていても、その解決策は見えないように思えます。常識だけが正しいという価値観を崩すことは不可能なのでしょうか。
この本で朝井リョウという作家が示した問題は、まだまだ始まりだとしか言えないのかもしれません。読んだ人は、そのことに気づくことができたと思います