小野寺拓也・田野大輔「検証ナチスは『良いこと』もしたのか?」
これは最近ネットなどでナチスの政策として良いことをしたということが言われていることに対して書かれた本。
良いと言われたナチスの政策についてのほとんどが、ナチスのオリジナルなものではないこと。その政策の目的はアーリア民族の優位性を保つためのもの、そして実施した政策はその目的を成し遂げえなかったこと。戦争に突入したことや軍事を優先した為に実施できなかったこと。
いずれにしても、ナチスが良い世策をうちあげたから、ナチスは良かったと評価することには無理があるということです。
現代世界において、ディストピアに対する憂いが感じられています。しっかり現実世界をしっかり見極める目というものを僕たちは持ちたいものです