夏目漱石「倫敦塔・幻影の盾」
題名になっている「倫敦塔」は、漱石が倫敦塔を見学していると過去の情景が思い浮かんでくるという内容。これがなかなか面白いです。「幻影の盾」はイギリスの騎士の物語。そのほかにも、いろいろ短編が収められています。ランスロットとエレーンとの話もありました。
漱石の初期の短編集であり、文語体で書かれているものが多く読みにくいですね。