ブラム・ストーカー「ドラキュラ」
僕が何回でも読んだ本がこれ。人生における10冊と言われたらこれ。
もっとも、昔は創元文庫版の「ドラキュラ」を読んでました。3回くらい読んだ覚えがあります。今年、光文社古典新訳文庫で新訳が出たので久々に読みました。相変わらず面白いかったです。新訳で文字も大きく、分かり易い文章で読みやすかったです。地図や注などもあり、状況なども分かりました。ページ数が800ページを超す文庫でしたが、しっかり堪能できます。
最近ではバイオハザードや映画などでアンデッドという言葉が使われるようになって、この本でも原文そのままのアンデッドと出てくるのが新鮮でした。
この原作に一番忠実に作られたのがコッポラ監督の「ドラキュラ」です。ただ、ミナ(この本ではミーナ)がドラキュラに恋する設定になってたのが、原作ファンとしてはいただけません。ただ、原作でもミーナはドラキュラに対し憐憫の情を持っていました