斎藤洋平「100分de名著ヘーゲル精神現象学」
ヘーゲルの本でも読んでみたくて、まずいつもの如く100分de名著であらましを。
斎藤さん曰く、カントの「純粋理性批判」やハイデガーの「存在と時間」の50倍くらい難しい、とな。。。。うーん、しばらくはヘーゲルの入門書や解説本を読んでいくことにしようかな
さて、この本を読む限り、ヘーゲルという人は、弁証法という思考方法だけではなく、人の生き方についても学べそうな気がしてきました。弁証法も、相互承認のための思考方法のように思えてきました。
斎藤さんは、アメリカの作家レベッカ・ソルニットの「オーウェルの薔薇」という作品に触れています。オーウェルは庭に薔薇を植えていたのだそうです。その薔薇は自由や自立というものを意味しているのだそうです。ヘーゲルも「法の哲学」で「ここにローズ(薔薇)がある、ここで踊れ」と書いているのだそうです。