片岡義男「yours」
ハワイのラハイナが先日火事のあった街。その街の片岡さんが訪れ、「かつて言葉があったところに」という詩の朗読会に参加したことがきっかけになって作った詩集。
片岡さんの文章は改行するだけで詩になってしまうと前から思ってたので、詩集だと言って、そんなに違和感はありませんでした。素敵な写真とコラボしたいつもの片岡ワールドでした。

去ってゆくという今日一日
共有されるはずだった理想
役に立たない追憶
虚しい迷路の内部
雨の中の日時計
運命もおそらく孤独。


たとえば服をみんな脱いで裸になるとき
私もほんの一瞬
バナナの気持ちです