石田衣良「池袋ウエストゲートパークXVII 炎上フェニックス」
とうとう発刊されたIWGPの文庫本の新刊。単行本では19巻が出たのかな。。。
今回のマコトの相手は、マッチング・アプリ、ぶつかり男、デリバリーサービス、SNS。この世界に新しいものが登場するたびに、何かしらの悪意を持った人物が現れる。ということで、このシリーズはまだまだ続くのでしょう。

借りたものは返すのが、この街の掟だ。

とマコトは言う

おれたちはいつも街の匂いで動いている。

と、タカシは言う。

ネットにはいいところもあるけど、半分以上は腐臭を放つ生ごみ捨て場のような呪いの言葉の山なのだ。まあ、当然だよな。だって、SNSなんてものはすこし複雑で巨大なだけの鏡に過ぎない。人の心をそのまま映すだけなんだから、半分は腐ってるのは、ごく自然な話。