成田奈緒子『「発達障害』と間違われる子どもたち」
確かに数的には異常に増加してきた発達障害児。ラベリングすることでそれが解決してしまった思うことは禁物。その後、どうするかが大事です
小児科医の成田先生は数多くの発達障害児に携わってこられた方。その中で、病理的に発達障害ではない子がかなりいるのだそうです
観られた子どもの中には「発達障害」と同じ症状だと発達障害と診断・判断してしまい、そうでない場合は医療では解決できないということを言ってます。
成田先生が「発達障害」と思われた場合、まず大切なのは生活習慣を見直すこと、特に睡眠時間をしっかりとることができる生活サイクルに改善することが重要だとおっしゃっています。
人間の脳の発達は、からだの脳→おりこうさん脳→こころの脳の順に育てていくことが大事で、その為にも睡眠を重視した生活習慣が大切だということです。
こうした視点の本はまだ少ないような気がします。そういう意味で、多くの教師・医師・保護者の方に読んでほしいと思います