シャミッソー「影をなくした男」
訳者が池内紀さんということで前々から気になってた本。春樹さんの「街とその不確かな壁」の読書会関連で読んでみました。
あるパーティーでなんでも出してしまう不思議な男に出会う。その男が影とほしいと言う。それでほしいだけ金貨が出る財布と交換してしまった主人公。
金持ちになったものの影がないことが人に知れたとたんに信用を失くしてしまうのです。
影というものは物理的にあたり前のものですが、それが無いということは実質的に存在していないことになってしまうのでしょう。
シャミッソー「影をなくした男」
訳者が池内紀さんということで前々から気になってた本。春樹さんの「街とその不確かな壁」の読書会関連で読んでみました。
あるパーティーでなんでも出してしまう不思議な男に出会う。その男が影とほしいと言う。それでほしいだけ金貨が出る財布と交換してしまった主人公。
金持ちになったものの影がないことが人に知れたとたんに信用を失くしてしまうのです。
影というものは物理的にあたり前のものですが、それが無いということは実質的に存在していないことになってしまうのでしょう。