J.D.サリンジャー「このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる ハプワース16,1924年」
読書会課題本がサリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」です。村上春樹さんの「キャッチャー・イン・ザ・ライ」は確実に読んだのですが、野崎さん訳の方は確か読んだはず、という記憶。
この本は、コールフィールド家について書かれた作品がいくつか載っています。この中で、ライ麦の主人公のホールデンは出兵し行方不明だということが兄のヴィンセントを通じて語られています。そのヴィンセントも戦死します。
本当に書かれた順までは調べてませんが、発刊されたのは、この本の方が先です。そう思うと、ライ麦を読んでいた読者はホールデンの行く末を知っていたわけで、それそれで切なくなります。。。